【奈良県の塾長必見】日本版DBSのスタッフ研修、具体的に何をすればいい?「座学」と「演習」の中身をやさしく解説


奈良県で学習塾を経営されている塾長さん、こんにちは。
日本版DBS(こども性暴力防止法)の認定取得に向けて、
「スタッフ研修が義務なのはわかったけれど、具体的に何を教えればいいの?」
と戸惑っていませんか。
特に「演習(ワークショップ)」と聞くと、準備が大変そうに感じてしまいますよね。

この研修は、決して先生方を疑うためのものではなく、「塾全体でこどもを守る文化を作り、先生たちがトラブルに巻き込まれないようにするためのもの」です。

筆者プロフィール 代表行政書士 臼渕祐希子
当記事は、日本版DBSの認定申請に特化した専門行政書士が執筆しています。

1. 座学は「国の動画」を活用!学ぶべき8つのポイント

座学の目的は、スタッフ全員が共通の知識を持つことです。
ゼロから資料を作る必要はありません。
こども家庭庁が提供している「標準動画」を活用するのが最も効率的で確実です。

動画(座学)でカバーすべき主な内容は以下の通りです:

  • こどもの権利: こどもを一人の人間として尊重すること。
  • 性暴力の特性: 被害が外から見えにくく、深刻な影響を与えること。
  • 加害者の心理: 「これくらい大丈夫」という自分勝手な思い込み(認知の偏り)について。
  • 不適切な行為: 性暴力ではないが、エスカレートする恐れのあるNG行動。
  • 早期発見と報告: こどもの変化に気づき、すぐに塾長へ報告するルール。
  • 犯罪事実確認の手順: なぜこの手続きが必要なのかという説明。

「動画を見るだけ」なら、初めて日本版DBSの認定取得に取り組む塾長さんでもミーティングの時間を活用してすぐに始められますね。

2. 演習は「もしも」を話し合う!自分ごとにする3つのワーク

演習の目的は、座学で得た知識を「塾の現場」でどう使うか考えることです。
3〜5人の少人数のグループで、以下のテーマについて話し合ってみましょう。

  • テーマ①:自分たちの塾の「NG行動」を決めよう 「生徒とLINEを交換するのは?」「個別指導中に肩に触れるのは?」など、塾の現場で迷いやすい境界線を話し合います。
  • テーマ②:加害者の「勝手な思い込み」をシミュレーションしよう 「こどもも喜んでいると思った」といった加害者が陥りやすい言い訳(認知の偏り)の事例を読み、なぜその考えが危険なのか、客観的に話し合います。
  • テーマ③:こどもから相談された時の「最初の対応」を練習しよう 「先生、実は……」と打ち明けられた時、焦らずに「話してくれてありがとう」と伝え、事実だけをメモする練習をします。

3. 学習塾ならではの「注意すべき場面」を題材にする

演習では、塾の日常にある「死角」を題材にすると非常に効果的です。

【塾での具体例】

  • 個別指導の距離感: 「質問対応中に生徒と密着しすぎていないか?」
  • 自習室の見守り: 「講師の目が届かない隅の席で、不適切な関わりが起きていないか?」
  • 居残り指導: 「用事がないのに、閉校間際の教室で特定の生徒と二人きりになっていないか?」

これらを話し合う際は、「先生があらぬ疑いをかけられないように、塾としてルールを統一しましょう」というトーンで伝えることが、先生方の安心感に繋がります。

4. 研修を成功させるために、塾長さんが意識すべきこと

研修の効果を高めるためには、「心理的安全性」が欠かせません。

  • 「評価の場ではない」と伝える: 「ここで発言した内容で給料が下がったり、評価が悪くなったりすることはない」と最初に明言してください。
  • 「正解」を押し付けない: 現場の先生たちが「この場面は対応に迷う」と本音を言える雰囲気を作ることが、隠れたリスクを見つける近道です。

研修の実施後は、「誰が、いつ受講したか」の記録を忘れずに残しましょう。
これが認定申請の際に必要になります。

5. 奈良の現地サポートで、演習の進行も丸ごと安心

「動画は見せられても、その後の話し合いをどう進めればいいかわからない……」という塾長さん、ご安心ください。
私は奈良県内の学習塾をメインに活動する行政書士として、研修の実施もサポートしています。

  • 動画準備のサポート: どの動画をどの順番で見せるべきか、スケジュール作りをお手伝いします。
  • 演習のファシリテーター: 私が塾にお伺いし、ワークショップの進行役(司会)を務めることができます。
    第三者が入ることで、先生方もリラックスして意見を出しやすくなります。
  • 受講記録の整備: 認定申請にそのまま使える「研修受講管理表」の作成まで一貫してサポートします。

塾長さんが一番大切にしている「生徒への情熱」を、安全という土台で支えるお手伝いをさせてください。

まとめ:研修でやるべきことチェックリスト

  • 座学: 国の「標準動画」を視聴し、8つの必須項目を学ぶ。
  • 演習: 「不適切な行為」と「初期対応」のシミュレーションをグループで行う。
  • 内容: 塾の死角や個別指導の距離感など、現場の事例を取り入れる。
  • 雰囲気: 「評価の場ではない」と伝え、先生たちが安心して発言できる環境を作る。
  • 記録: 受講したスタッフの名前と日付を一覧にまとめて保管する。

スタッフ研修は、塾の安全レベルを一段引き上げる絶好の機会です。
具体的な進め方に迷ったら、奈良県内どこでもお伺いしますので、まずはお茶を飲むような気持ちで気軽にご相談くださいね。

まずはご相談から

「うちの塾は日本版DBSの対象になるのか知りたい」
「何から手をつければいいのか分からない」
そんな段階でも大歓迎です。お気軽にご相談ください。


PAGE TOP